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EU、対ベラルーシ経済制裁へ 基幹産業の取引狙い撃ち

(VOVWORLD) -欧州連合(EU)は21日、外相理事会を開き、反政権派への弾圧が続くベラルーシの基幹産業を標的にした経済制裁を科す方針を確認しました。

制裁はこれまで個人対象のEUへの渡航禁止や域内の資産凍結などに限られてきましたが、5月の民間機強制着陸事件で対応を強化しています。経済に打撃を与え、ルカシェンコ政権に政策の転換を迫る構えです。

今回の経済制裁はカリウム肥料を念頭に置きます。2020年のベラルーシの輸出高は約24億ドル(約2600億円)でした。世界有数とされるベラルーシ国営企業とEU内の企業との取引を制限したい考えです。

EU加盟国が輸入するのはベラルーシの輸出の約8%ですが、他地域へも含めたその輸出の多くはEU加盟国に挟まれたバルト海を経由します。ボレル外交安全保障上級代表はAFP通信に「コントロールするのは簡単だ」と話しました。

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